2005年 12月 29日
11月28日の私の投稿(残響時間に関して ー 高音域密度の問題(その3))で、7000Hz以上の高域が測定出来ない問題を書き込みました。
この件についてumemeさん、さらにはAkimitsuさんのアドバイスを受け、ようやく改善をみましたので報告いたします。m(_ _)m 結局、手持ちのウィンドウズ・パソコンの内蔵サウンドデバイス(SoundMAX Integrated Digital Audio)の使用は諦めました。orz で、新たにRoland(EDIROL)社製のオーディオ・インターフェースを導入しました。 UA-4FXというUSBケーブルでパソコンと接続出来る装置です。 この機械はコンデンサーマイク用のファントム電源を内蔵しているため、以前よりも接続がシンプルになって良いです。 さらには、パソコンのミニプラグと違って立派なRCA端子を備えているのでミニ〜RCA変換プラグも不要となりお勧めです。(^_^) 他にも、室内音響の測定には全然関係ない機能ですが、音質補正(真空管アンプの音をモデリング)機能があったりして、色々と簡易に遊べるようです。 それで、測定結果はこんな感じです。 低域に見られる120Hzの谷は部屋の定在波が絡んでいるのでしょうね。 今回、気になったのは12000Hzあたりの大きな谷です。これは何でしょうネ? Alto Utopiaのベリリウム・ツィーターの領域です。楽音では超高域の倍音に係わる領域....。 ステレオファイル誌がNova Utopia BeのSP直近での測定結果をアップしていますが、それにはこんな大きな高域の谷なんぞ無いです。orz 私の部屋and/orシステムに起因する谷なのは明らか。さてはて、どうしよう。 あと、全体に10kHz以上の高域がだら下がりなのはUtopia Beの特性だと思われます。 続いて高音域の密度、楽音の聴感上の響きに関係する項目をインパルス応答のグラフで観察します。 残響のエネルギー量は60msec(-20dB,8kHz)くらいまでは伸びているようです...。 これを、さらに70msec,80msecと伸ばしていくのが、今後の室内音響セッティングの課題でしょうか? 最後に残響時間のグラフ。 驚いた事に、1ヶ月前に比べて残響時間が全体に0.1sec以上も伸びています。 天井のスカイラインを増やしたこと、SPやリスニングポジション(マイク測定位置)の変更だけでこんなに変わってしまうものか、ちょっと疑問?? 聴感的には(心情的には?)、電源の改善が響きの良さ(残響密度)に直結していたりしないかぁ....、と自己満足的に解釈。(^^ゞ 何れも未知の分野のことなので、コメント出来る人が居られましたら、教えて下さい。m(_ _)m by まんぺい (masuo65)
by masuo65
| 2005-12-29 15:43
| 室内音響
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