Sound Bridge
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画像はRoku社製のSoundbridge M500  =>値段はサイトからの直販だと$149.99也。

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こちらはオラクルのCDトランスポート =>これまた値段をサイトで調べてみると$5300euro = 6703.44 U.S. Dollars也。

値段で語るのは野暮だけど、その価格差は45倍ですって!!

もしも今からハイエンドのCDトラポを買おうというオーディオ・ファイル諸氏が居ましたら、よぉ〜くお考え下さいネ。

WAVファイル等の音楽データと、それを受ける良質のDACがあれば。

....もはや高価なCDトラポは要らないと思うからです。

だから、CDトラポに掛ける金額は、みんなDACに回しましょう。

デジタルの音楽データを、DACに受け渡すために必要なのがPCオーディオ・インタフェース...。
因みに、私が試したのは『RME Multiface』と『SoundBridge』と『AirMacExpress』の3機種だけです。
多くの先人、諸先輩方々がいらっしゃる中で、受け売りの知識だけの私が、こうしてコメントするのは恐縮ではありますが。(^_^;

まぁ、一言だけ。

ハイエンド・ユーザーが既存の構築済みのピュアオーディオ・システムの一角に、PCを導入しようとする時。
デジタルデータを最終的にDACに受け渡す部分をどうするか?
この部分はSPDI/F伝送である訳で。

答えは、『クロック』と『電源』を如何に持ってくるか。

...これが、どうやら、肝(キモ)らしいのデス。(^_^)
(勿論、最低限のインターフェース・カードの質を確保した上での話です)






さて、前口上は以上で終わりです。

Roku SoundBridgeについて。

4月6日4月11日の記事にあります様に、PCオーディオの比較試聴を進めて来た、その結果報告なのですが...。
これが、上手くスッキリとした文章にまとまりませんでした。(^◇^;)

なかなか時間が取れないこともあって...
以下に、私がMacUserさんに送ったEメールの文章を。
そのままアップすることにしました。読みづらくてゴメンナサイ。m(_ _)m

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まんぺいです。
余りにレスが遅くて、もう忘れ去られてしまったでしょうか...。(^◇^;)

申し訳ありません。

....その後のSoundbridgeです。m(_ _)m

この度は本当に良いモノを教えていただき感謝しております。

最初に結論を申し上げます。

『Oracle CDトラポは、Soundbridgeを超えることが出来ませんでした(T.T)』
『でも、負けた訳ではありません』


附記:

<はじめに>

OracleCDTとSoundbridgeの対決、という構図で比較試聴を進めました。

完全に条件を合わせての試聴が理想な訳ですが、あらゆる要素が絡んできますので。
....難しいです。

どちらも出来る限りに最高の条件になるように努めるべきですが。
力が及ばず、まだまだ不十分な段階です。

取り敢えず、オーディオマニア的なノウハウを駆使して、時間を掛けて試行錯誤。

『我が家の環境ではこれがベスト...』
『まぁ、こんなモノだろう...』
『それなりに納得...』

と、ある程度に落ち着く時点まで、セッティングを詰めました。

試聴は、一回の印象で決めることなく。
繰り返し、積み重ねた、全体の印象で結論としました。

まぁ要するに、環境バイアス、個人的偏見、主観が大いに入りまくっている事をご了承下さい。(^_^;


<比較対象>

現時点での私のリファレンス・システムはBlogに経過が示してある通りです。

Oracle CDT => RME Multiface(PCを接続せずに単体で使用) => DAC

特に、RMEの電源部には私がパワーアンプに使っているものと同等以上の品質のもの
を宛がいました。

また、IBM Think PadをPCトラポとして使用した場合よりも、
Oracle CDTで再生した方が、幾つかの点で有利(後述)と判断しました。

RMEの内部クロックは使用せずに、外部クロックジェネレーターをRMEに入れました。

Naokさんの自作クロックジェネレーターについては、RMEと同じ電源を使用しております。
この電源部がかなり優秀と感じております。

我が家での、既存の電源環境につきましては、オーディオ専用に柱状トランスを宛がい
十分に吟味した分電盤〜線材〜レセプタクルを使って、装置まで引いて来ています。
DAC、CDトラポ等の上流機器ほど、この電源環境が大事だと経験して来ております。


<試聴の環境>

Soundbridgeの電源部は一緒に梱包されていたものを使用。
壁コンセントは、CDTやDACと同じ条件のものを使用。

PCはPowerBookG4_1GHz(メモリ768MB)を新たに1台用意。
OS 10.4.8をクリーンインストールして、iTuneのみを使用。

再生中は無線AirMacをオフ。
LANケーブルを用いてSoundbridgeと接続しました。
 
尚、Soundbridgeは先月公開されたバージョン2.5.150にアップデート済みです。

(我が家の無線LANに繋がっていた状態で)
(ある日突然、Soudbridgeが『アップグレードしますか?』と言い出したものだから)
(これには...ビックリしましたヨ。(^◇^;))

(インターネットを介してソフト・アップグレードが可能なオーディオ機器と言うと)
(ゴールドムンドのミレニアム=1300万円を思い出しました。(^^ゞ)


<Soundbridgeのディスプレイon-offについて>

教えていただいた裏技を使って、ディスプレイを消してみると...
確かに違います。
ざらついた付帯音(中〜高域にある?)が消えて、透明感・中高域の伸びが綺麗になります。

裏技を知らなければ、気付かない程の差ですが。
一度、気付いてしまうと....。

対策すべき点は、まだまだあるのでしょうネ。


<試聴に用いたソフト>

1)Sera Una Noche
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004SDJF/qid=1145363412
ホールトーン。残響など、アコースティック楽器の響きを確認。

2)Jazz at the Pawnshop
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BZDGF0/qid=1145363768
ステージ上の音像の実体感・密度感を確認。

3)Live Recordings at Red Rose Music
http://www.redrosemusic.com/sacd.shtml
マーク・レビンソンのリファレンス・ディスク。CD層を再生。
各曲、冒頭の数秒間をザッピング。システムのあら探しに利用。

4)THE SEVEN WORDS OF CHRIST , Theodore Dubois
http://www.fidelioaudio.com/prod/production_show.php?id=10
低域再生限界の確認。
世界第6位の大きさのパイプオルガン。16Hzまで収録?

5)Live at Blues Alley:Eva Cassidy
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000009PO2/qid=1145363894
立ち上がり・立ち下がり・スピード感・躍動感のあるシステムでないと...。
上手く鳴らないソフトです。

6)アイ・ウィシュ・ユー・ラブ:スーザン・ウォン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006FGY6S/qid=1145363945
透明感。ボーカルの口の大きさを確認。

7)Home Girl Journey:矢野顕子
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000051TGK/qid=1145364064
自宅のスタジオで録音。ピアノが馬鹿デカイ再生音像ですが、リアル。
素なシステムである程に、歪みが出やすい。

8)Temptation:Holly Cole
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000005GZ4/qid=1145364970
パーカッションを中心に、定位を確認。好みのボーカルなのです...。(^^ゞ

9)エルガー:ヴァイオリン協奏曲
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002CHODM/qid=1145365015
ハーモニー、音場の広がり、奥行きを確認。


<試聴結果>

1)情報量

ソフトから聴き取ることの出来る音の数。
解像度。
分離感。複数の声音、楽器を、描き分ける能力。

これらの要素に、大きな差はありませんでした。

実は、OracleCDT〜DAC直結(つまり、従来のコンポーネント・オーディオの構成)では、
...負けている部分を多く感じました。orz

でも、
今は、CDT〜DAC間に、RME Multifaceのクロック打ち直しを入れる事で、追いついたようです。(^^ゞ

2)定位

PCオーディオのジッターフリーの音像定位。これは一番の長所だと思います。
全く、揺るぎのない音像定位であります。

サウンドステージに音像が並ぶ様を見ていると、惚れ惚れと(ニンマリと)してしまいます。

左右SPの中間に描かれるボーカルには、特に顕著な差が現れます。
OracleCDT〜DAC直結では音像に揺らぎがあったことに、初めて気付かされました。
揺らぎがあると、ボーカルの口のサイズが大きく描かれてしまいます。

これに比して、PCオーディオではボーカルの口が小さくなります。
IBM ThinkPad〜RMEでも同等にボーカルの口が小さくなります。

それで、これまたOracleCDT〜RME Multifaceによって、今は追いついています。

3)音場の広さ・奥行き

スミマセン。余り細かく評価出来ていません。
と言いますのも、特記すべきほどの差を感じていないからです。

敢えてどちらかと言えば、Soundbridgeの方が、音が前に出てくるタイプです。

これは、音場定位・立体感の良さを有しながらも...。
稀薄ではない、密度のある音像をも兼ね備えています。

4)周波数レンジ

Soudbridgeは、下が出ていません!!

あくまでも聴感ですが、低域50Hzから下が無いのかな?
あるいは、数十〜数百Hzに山を作っているのではないかと、そんな風に感じます。

これは、ポップスを聴く分には全然問題となりません。
ジャズを聴く上でも、寧ろベースやドラムスのキレが良く聴こえます。

なので、もしかすると、ワザと下を切った味付けなのかもしれません...。

しかし、クラッシックの一部のソフトでは、この差が顕著となります。
OracleCDT〜RMEで再生すると、下の方までズ〜ンと広く、しかもスッキリと伸びて行きます。

5)躍動感(音の立ち上がり、下がり)〜そして再び、周波数レンジ。

ここが判断の難しいところでした。
ジャズやポップスでは、中域の美味しい領域をSoundbridgeが活き活きと再生してくれます。
密度のある、瞬発力を感じさせる音です。

ところが、低域のスーッと下まで伸びるところ、リスナーの腹に響いてくる音。
はたまた、中高域の頭の中にピーーーンと響く、倍音(?)とでもいう感じの音。
これがSoundbridgeでは抜けています。

風のような低域を再現することで、よりダイナミックな迫力ある低域が得られます。

と言っても、この超低域と高域部分に関しては...。
下手に再生すると付帯音とか癖のある音とも成り易いところであります。

なので、普通に聴いていて。
Soundbridgeは、楽しくて、実体感のある音楽を再生してくれます。

6)音色

艶とか。
基本的に両者で同じです。
当然、DAC以降のプリやパワー、そしてSPの音色が支配的であります。

しかし、当方の環境では、デジタル・ケーブルや、クロック・ケーブルでも、
微妙ながらも音色の差を感じていますので。

それらケーブルの差に比して、OracleCDTとSoundbridgeの差が少ないです。
何か...、似たもの同士の音と感じます。

7)滑らかさ、残響?

表現し辛い項目ですが、PCオーディオでは、ブツブツ、ザラザラした質感を感じます。

でも、IBM ThinkPad〜RME Multifaceで感じるよりは、Soundbridgeの方が滑らかです。

さらに、OracleCDT〜RME Multifaceでは、より滑らかでスルスルとなります。
あるいはヌメーっとした湿度が出ます。

ただ音場空間の見通しの良さという点では、ドライな質感のSoundbridgeが良いとも言えます。


<考察>

その1.

(我が家の環境に特有の結果なのかもしれませんが)PCオーディオの最大の利点。

ー> それは、定位の素晴らしさです。

立体的なサウンドステージを描くのに、定位が必須の要素であることを再確認出来ました。

OracleCDTとDACの間にRME Multifaceを挟んで、クロックを打ち直すことで、
同等の定位を得ることができました。

その2.

Soundbridgeのバランスの良さ、安定性には、見るべきモノがあります。
きっと、メーカーでは、聴感を重視した音の調整を行ったに違いありません。
安心して聴くことが出来ますネ。

因みにスピーカーに例えると...。
「フルレンジ・スピーカー」の安定した音に通じるものを感じます。

しかし、裏を返せば、うちのシステムは不安定ということですネ。
良く鳴るソフトと、悪く鳴るソフトがあります....。(;^_^A アセアセ…

その3.

あくまでも私の好みですが。
音の滑らかさとか、音の余韻に、拘っています。
付帯音を取り去ることで、詰めていきます。

Soundbridgeの電源部やケーブルを弄ることが出来れば。
もっとスッキリとした、滑らかさ・伸びが出て、自分の好みになるのかも...。


<結論>

Soundbridgeには改造を施していませんから。
OracleCDT~Multifaceと比べて、随分と不利な勝負になりました。

それにも係わらず、Soundbridgeの優秀性が十分に判りました。
もともと、製品としての(音質面での)完成度が高いのだと思います。

アナログLPの音に似ているとの感触、確かに、私も同意です。

Soundbridgeの音は、万人にお勧め出来ます。
よく練られたバランスで、実体感のある活き活きとした音楽です。
しかもハイエンドと同等の高音質を実現しています。

今回の結果は、あくまでも私の限られた試聴条件での結果です。
組み合わせるDAC次第で、まだまだ如何様にも調整出来るかもしれないですネ。

以上、長文乱文で申し訳ありませんでした。

結果的に、Soundbridgeの音質を超えることを目標にして。
OracleCDT〜RME Multifaceを詰めていく経過となりました。

まだOracleCDTは、中域の躍動感とか、総合的な安定性で、Soundbridgeに及ばない感じです。
バランスの良さに脱帽です。

でも、Soundbridgeの低域は何とかしたいですネ。
電源が肝でしょうか?
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by まんぺい (masuo65) by masuo65 | 2006-06-10 17:03 | PC Audio


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