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スピーカーの付属スパイクについて思ったこと
昔はスピーカーにスパイクって、無かったですよネ??

(注:昔っていうのは80年代のオーディオ・ブームの頃。私が中学生〜高校生の頃。学校帰りには池袋西武デパートのレコード売り場とか、秋葉原電気街に入り浸っていましたヨ。 銀座には無料でLPを選んでカセットにダビングさせてくれるショールームがありました)

現代音場型スピーカーが登場してからなのでしょうかネ?  
アヴァロンSPのアペックスカプラーは評判が良くて、私も入手しようかなと思ったものです。

ゴールドムンドのメカニカルアースも有名ですネ。
(アースではなくメカニカル・グラウンディングって呼ぶのですね)

それで拙宅の場合ですが、写真のスパイクは完全に床から浮いていて使用してません。(^^ゞ
替わりにBlack Diamond Racing社の一番大きなピットで受けています。
スピーカーの付属スパイクについて思ったこと_e0057896_031629.jpg


実際の製品(スピーカー付属のスパイク)を眺めてみると、殆どの場合は剛性不足であると感じざるを得ません。 
私が以前に使用していたAcoustic LabのBolero Grandeというスピーカーですが、真鍮製の鉛筆サイズのスパイクを、SP底面のねじ穴に挿すだけです。ネジとねじ穴の間には精密な摺り合わせが必要な筈ですが、何十本ものネジの中から一本のネジを選別したりなんかはしていないのでは? 
音質的に十分なグレードに達してるのかはなはだ疑問です。

Acoustic LabのSPに関しては、スパイクは音を濁すことが明らかだったため、ネットでお会いするユーザーに対しては、口が酸っぱくなるくらい繰り返した覚えがあります。

真っ当なメーカーのスパイクならば良いはずだ、と思われる向きも居るでしょう。
私もそう思っていました。
.....JM LabのAlto Utopia Beを購入後の数ヶ月までは。
過日、縁あって同社の旧モデルのユーザーさんの訪問を受けたことがあります。「旧モデルはスパイクの音が悪かったけど、新モデルはどう?」とのコメントを貰いました。
今でも、私はメカニカルアース信奉者で振動の処理にスパイクは最適だと考えていますので。その時は「ふ〜ん」と聞き流してしまいました。m(_ _)m スミマセン

Alto Utopia Beのスパイクは、写真のようにAvalonのApex Couplersよりは小さいですが、Bolero Garndeの真鍮棒よりは硬く、しっかりとネジ止め出来ています。
....でも、ある日、過日の言葉を思い出してスパイクを外してみたんです。
結果、高域に付帯音が乗っていたことに気付かされました。orz

こういう付帯音は取れてみて初めて気付くんですよネ。綺麗な音を聴いて初めて、今までの汚れに気付くのです。

さて、何でスパイクの音質(振動)がこんなにもSPから発する音楽に影響するのでしょうか? 
特に高域の僅かなビビリ音のような付帯音は、しっかりしたボードや床で受けているシステムであればあるほど、剛性を高めてハイスピードな音を出しているシステムほどに、気付かれ易いと思います。

私の結論としては、メーカー付属のねじ込み式スパイクは、やはり欧米住宅に多い毛足の長いふかふか絨毯に突き刺すものであると。
これは、絨毯下の床にアースすることを目的にした間に合わせ的アイテムに過ぎないんだと思います。
ネジ式スパイクは使わずに、ボードや床との相性を考えて、別途インシュレーターを置くことをお勧めする次第です。
インシュレーターの選択肢は多い程良いと思うからです。色々、試してみましょう。(^_^)
by まんぺい (masuo65) by masuo65 | 2005-09-09 00:27 | その他


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